Hyper-VにWindowsServer2003 R2(x86)を導入 その3
ServicePack2を適用してゲストOSの再起動が完了すると、統合セットアップディスクの内容を実行できるようになりました。
統合セットアップディスクはゲストOSにデバイスドライバという形でインストールされるもののようです。実際にはカーネルとかにも手を加えている可能性がありますが、そこまでの検証はできませんでした。
なお、統合セットアップディスクの実行中に、下記のものが「新しいハードウェア」として認識されてきました。
もしかするとVMBusを使用すること自体は、カーネルとは関係ないように設計されているのかもしれませんね。
VMBusに対応させる前後でのベンチマークは行っていませんが、体感的には速度の向上等は感じることができませんでした。
予測でしかありませんが、VMBusを使用することでネットワークアダプタやビデオカードに対するエミュレーション負荷を軽減させられるようになるので、CPUが本来の業務に取り組む余裕ができるようになると考えればいいのではないかと思っています。
なお、対応OSはWindowsServer2003のSP2となっていましたが、今回、WindowsServer2003 R2でも全く問題なくインストールされることを確認できました。
この後は通常のWindowsServer2003と同じく、SP2以後に発表された各種のWindowsUpdate及び、WindowsFirewallの設定やセキュリティポリシーの設定などを行えば実運用に供用することができるようになるはずです。
上記作業については、各管理者の管理ポリシーによるところもあり、また、Hyper-Vとは何ら関係ない内容ですので、ひとまずWindowsServer2003 on Hyper-Vはひとまず終了にさせて頂きます。