IIS7.0で日本語ドメイン(IDN)を使う場合は注意が必要です

日本語を含むマルチバイト系文字列のドメインを使用する場合には、予めACE変換を行ったドメイン名でIISDNSサーバに登録を行う必要があります。
たとえば、日本語.JPというドメインを使いたい場合、DNSサーバやWebサーバでは「XN--WGV71A119E.JP」という変換済みの文字列を用いて管理をしなければなりません。

というのがIIS6.0までの常識でしたが・・IIS7.0では、日本語ドメインをバインドするには、日本語のまま登録できるようになりました。
・・という言い方は正しくありません。
正しくは、「日本語ドメイン日本語ドメインのまま登録しなければならなくなりました」です。

日本語ドメインを、ACE変換を行ったドメインで登録するとサイトが停止します。コンソールで停止は確認できますが、エラーメッセージは何も出ませんので注意が必要です。

また、停止されているサイトを開始しようとすると、「値が有効な範囲にありません」と警告ダイアログが出力されて開始することができません。



こんな時には素直に、ホスト名欄に日本語ドメイン名をそのまま入力すると何も問題なく動作してくれます。



管理する側としては日本語ドメイン名のまま扱えた方が楽なのでいいのですが、気付かないと少しびっくりしますね。

しかしこの日本語ドメイン名もまた、メールクライアント側で対応してくれないと完全には使えませんね。早くそんな時代になってくれないかと思ったりします。